『2枚セット ★ RADIAN 1292-8 TAD2インチドライバー用8Ωアルミ製ダイアフラム ★ 次回より値上げ』はセカイモンで282b8418から出品され、477の入札を集めて12月26日 16時 52分に、63240円で落札されました。即決価格は63240円でした。決済方法はに対応。青森県からの発送料は落札者が負担しました。PRオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。
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477 入札履歴
終了
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RADIAN 1292-8
品
説
明
TAD 2インチ・ドライバー用ダイアフラム
TAD 4001、4002、4003 などの2インチ・スロート・ドライバー用のダイアフラムです。
ラジアンのダイアフラムは全て、実際に許容入力の80%のW数で20分間鳴らし、動作確認された上、1枚1枚、周波数特性まで測定し、基準値以内であることを確認されてから、出荷されています。
インピーダンス : 8Ω
許容入力 : 60W(連続)
(一般的な表示では120Wになります。)
価格は2枚ペアー分で、消費税込みです。
1枚のみ御希望の場合は[質問する]からお問い合わせ下さい。
USA定価は1枚$472 (プロ価格)です。
ドル高のため次の仕入れ分から値上げになります。
ラジアン製のダイアフラムは全種類アルミ合金の板をヘラ絞りという手法に よって成型した上で特殊な焼き入れをして作られています。ヘラ絞りによるダイアフラムは図(上)のように中央部分が薄く周辺部が厚くなるため、同じ質 量でも強度が増し、ダイアフラムにとって最適な形状に仕上がっています。一般のスタンプ式によるダイアフラムは同図(下)のように中央部分が逆に厚くなっ てしまいます。この形状は共振の点で大きな違いをもたらします。ゴムひもを両手で引っ張り、そのまま両手を上下させる動作を思い浮かべて下さい。ゴムひも がダイアフラム、両手がボイスコイルに相当します。スタンプ式では中央部が重いためゴムひもの真ん中に重りを付けたような状態といえます。そしてこの重り は両手の動きとは関係ない動きをしてしまいます。これが共振です。共振は周波数特性を悪化させるだけではなく、混変調歪みの原因にもなります。ヘラ絞りで はゴムひもがきつく張られた状態に相当し、ボイスコイルの動きにダイアフラムが忠実に追随します。ラジアン製のダイアフラムはFFTによる測定でもこの混変調歪みの少なさが実証されています。(下記参照)
この音質の良さには、不要な反射や共振のないマイラー・フィルムのエッジの採用も一役買っています。また最近は、チタンや環境に悪影響を及ぼすベリリウム とは違う、アルミという素材のもつナチュラルな音質も再評価されてきています。新型のドライバーの音に不満をお持ちの方にお勧めです。
周波数特性はホーンによって変わってしまうため、ドライバーのスロート部分にプレーンチューブをかぶせて測定した、パワーレスポンス表示になっています。
一般的なホーンではビーミングが起きるために軸上ではフラットになることがありますが、指向特性が均一のホーンの場合は、この特性に近くなります。
TADの2インチ・ドライバー用のダイアフラムはJBLの2482用のダイアフラムと基本設計がほぼ同じです。
*外見上の違いはJBLがリード線をネジでとめるタイプなのに対して、TADの方は圧着端子を採用していることです。
*TADのダイアフラムには保護用のネットがついていますが、これはもろいダイアフラムの破損防止のためだけではなく、直接手に触れることがないようにするためです。交換時には防塵マスク、水中めがね、手術などの時に使用するゴム製の手袋を着用されることをお勧めします。
375や2440との違いは、ダイアフラムを保持するためのリングの大きさや、取り付けネジの位置で、互換性はありませんが、ダイアフラム自体は同じです。
1292は基本設計はTADのオリジナルのダイアフラムと同じですが、TADの場合、ダイアフラムとフェイズプラグとの間隔を狭め、超高音域の能率を上げるようにしているため、ホーンのカットオフ周波数付近で大きな信号が入ると振幅が大きくなってしまい、ダイアフラムがフェイズプラグにぶつかってしまうことが発生しやすくなります。
ベリリウムのエッジですと硬いため振幅が制限される傾向がありますが、RADIANのマイラーエッジの場合は、リニアリティーが優れているため、ハイパワー信号が入力されることにより、振幅が大きくなってしまうことがあります。
そのため、適度なクリアランスが得られるようにするため、付属のスペーサーでダイアフラムとフェイズプラグまでの間隔を広げることをRADIANでは推奨しておりますが、一般家庭で聴かれる場合は0.01Wも入らないことが多い為、スペーサー無しで直接取り付けても、問題ないこともございます。
スペーサー無しですと12kHz以上の能率が高くなりますので、コンサートや録音スタジオのような大音量で鳴らさないようでしたら、スペーサー無しでお試し下さい。
詳細は こちらのサイト をご覧下さい。
ベリリウムはX線に対する透過率が非常に高いため、X線源やビームライン、検出器などと外界を隔てる窓として用いられておりますが、そのような器具・設備の場合、メンテナンス契約になる事が多く、管理会社が廃棄までしっかり監視する義務があるため不法廃棄される可能性は低いですが、スピーカーの場合は一般家庭やPA会社の人達が有害だということを知らず、他のゴミと一緒に出されてしまった場合、自治体によっては金属も含め全てのゴミを一旦焼却し、燃え残った残存物から鉄・銅・アルミなどの金属を回収する焼却炉を採用しているケースもあり、有害なベリリウムが焼却処分されてしまう可能性も否定できず、将来的に問題が発生する恐れはかなり高いと思われます。
全てのゴミを一括で処理するタイプの焼却炉の灰にカドミウムなどの有害金属が含まれていることが判明し焼却炉の運転が数ヶ月にわたってストップしたこともありましたが、それと同じような事が起こらないという保証はございません。
更に注意していただきたいのは、ゴミの焼却だけではなく、不幸にも火事になってスピーカーに火が付いてしまった場合にも同様のことが起きてしまうということです。
ベリリウムは火にさらされたり温度が上昇すると、発火の可能性あり、 爆発したり、爆発的な激しさで燃焼するおそれがあり、消火後再び発火することもあるようです。
困ったことに、消化の為に水を掛けることはかえって危険で、その火災によって発生するガスを吸い込むことは、粒子を吸い込む事より危険度が高まる可能性があります。
ベリリウムのダイアフラム自体を触ったり、掴んでも、問題ないとされていますが、焼けるだけではなく、表面が摩耗し細かな金属粒子となって飛散してしまった場合でも、その粒子を謝って吸い込んでしまうと、アレルギー、喘息、呼吸困難、発がんなどの危険性があります。
ヨーロッパやUSAではベリリウムを回収するための法律がありますが、日本では、一般的な金属ゴミと同じ扱いになっていますので、自主的に産廃業者に頼むか、製造元へ送り返すかしないかぎり、有害物質をまき散らす恐れがあります。
TADオリジナルのベリリウム製ダイアフラムを廃棄する場合は、メーカーへ直接送り返すなど製造者の責任で回収してもらうようにして下さい。
2kHzでの出力が5dBアップしているにもかかわらず、4kHz/6kHzの2次/3次高調波歪みが激減していることがお分かりいただけると思います。
しかも、オーディオ・マニアの間で、特に問題とされている、超高調波歪みに関しては、全く検知できないほど低いレベルに抑えられています。
中には、実際に音圧が上がっているのにもかかわらず、高音が出ていないと感じられる方もいらっしゃるようですが、高調波歪み成分を高音と誤解されている場 合がほとんどですので、一度、キャリブレーションが済み、歪みの少ない音が基準になると、もう二度と元には戻れなくなるようです。
こちらも2kHz/2.5kHzにおける出力がアップしているにもかかわらず、混変調による歪みが激減していることがお分かりいただけると思います。
この混変調歪みは、楽器などから発せられる倍音成分とは、出方が異なりますので、高調波歪み以上に悪影響を及ぼします。