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激レア HAYNES ヘインズフルートハンドメイド総銀製 Heavy 40318

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『激レア HAYNES ヘインズフルートハンドメイド総銀製 Heavy 40318』はセカイモンで8593f492から出品され、571の入札を集めて12月26日 16時 52分に、285200円で落札されました。即決価格は285200円でした。決済方法はに対応。山梨県からの発送料は落札者が負担しました。ＰＲオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。

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＜出品のフルート＞

HAYNES ヘインズ・フルートハンドメイド総銀製 Heavy 40318

ヘインズ社のWeb Pageで検索すると次のように出てくる。

「Jan. 19 1973 Flute HMC heavy 40318」

1973年1月19日完成ハンドメイド C足部管厚めの管

前後の製造番号には、厚めの管で作られたフルートがほとんど見あたらないので、出品の楽器が、1年間に数本しか作られていない、かなり珍しい楽器であることが分かる。

堅牢に作られたmuramatsuのSRと比べると、それほど厚い管とは思えない。普通の厚さのように思える。一方で、同時期に作られたヘインズは、持つとかなり軽く感じられるので、この時期のヘインズは薄めの管が一般的だったのかもしれない。

1960年代初頭のヘインズが黄金期として知られているが、出品の4万番台もまたとても丁寧に作られていて、ヘインズらしい魅力的な明るい音が素晴らしい。私が演奏したことがある他のヘインズに比べると、甘くまろやかな音色が出せて聴き映えする。評判がよいと聞いたことがある1980年代初頭のmuramatsuのSRよりも、色彩感のある音が素晴らしい。元々、師匠からの影響でmuramatsuを愛用していたが、ヘインズとの出会い以降、ほとんどmuramatsuは使わなくなった。

この楽器の音は、他のヘインズよりも音作りを助けてくれるような楽器で、練習時間を余り確保できないときには、この楽器を私は使っていた。

同時出品ののヘインズ#40966とは違う明るい音。あらためて確認すると、やはり#40318の方は、まろやかな甘い音が特徴で、#40966は、H足部管フルートらしくない明るい音が楽しめる。

私の友人の言葉が、この楽器にも当てはまるヘインズの素晴らしさを言い表している。

「ムラマツも良い楽器であるけれども、ヘインズにはファンタジーがある。」

＜コンディション＞

・楽器本体

現状、最低音から最高音まで音が出る。この楽器の性能が完全に発揮できる状態ではないが、良い音が出せる楽器であることは確認できる。

丁寧に扱われてきた楽器で、ぶつけて凹んだ部分や修理跡が見つからない。2カ所のジョイント部分はゆるくなく、演奏上、支障はない。頭部管と本体のジョイントはやや堅めかもしれないが、許容範囲だと思う。

キーバランスが悪く、タンポもかなり古くなっており、きちんと穴をふさぎきれていない。手に入れた時はもっとしっかりと音が出ていた。全タンポ交換をした方が良い時期だと思う。

・ケース

新宿のドルチェ楽器で新品のヘインズケースを購入したばかり。勿論、新品同様。楽器店の技術者の方がケース内に布を張るなどして、楽器にフィットするように調整してくれた。

店員「きついぐらいに調節しているので、足部間は頭部管の方に押しつけながら入れてください。使っている内に全体が緩くなってくるので、緩くなったらまた持ってきてください。調節します。」